毎年この時期に開催されます。
千葉県表具経師内装組合連合会主催の「表美展」。
今年も行ってまいりました。
GWの真っただ中。
コロナ解禁で道路は大渋滞でしたが、
この展示会も大盛況。
楽しみにしてる人が沢山いるんですね。
ヤマ美連合の白井潤君。
潤ちゃんの陣中見舞いとお勉強を兼ねて、毎年お邪魔してます。
約1週間開催されるので、潤ちゃんが当番の日に合わせるのが、難しい。
でも今年はタイミング、バッチリ合いました(笑)
これ、潤ちゃんの作品。
新作と以前作ったのとあります。
そしてこれが、会心の作品だそうです。
3種類の手拭いを裏打ちしての作品ですが、
右側の模様が入った生地。
これを真っすぐにするのが難しいそうです。
なるほど。
言われてみると、そうだろうな~って思う。
潤ちゃんに言わせれば、まだまだダメダメで
とても満足行くようには出来ないそうですが、
本業はクロス屋ですからね。
仕事の合間に勉強して、色々経験積んで・・・
凄いと思います。
これからもっともっと腕を上げていくんでしょう。
今回、潤ちゃんが会場に居たので全作品をゆっくり解説して
頂きました。
私も、何度かこうして見学しに来て、少しづつ理解して
来ましたよ。
面白そうだし、やってみたい気もしますけどね。
今回展示されてた凄い作品も、いくつか紹介させて頂きましょう。
左の屏風は水に墨を垂らして、いい具合の模様が出来たところで
和紙を漬けて墨を紙にうつす。
上手く言えてますかね? 伝えられてるか?
何しろ作者のセンスが問われる作品。
見事ですね。
真ん中のは、古民家を解体した時の欄間を貰って来て、屏風にはめ込んだとか。
発想が面白いし、これも凄い作品です。
右のは作品として、技術的な事もさることながら、この絵が屏風のサイズに
あまりにも上手くはまってる事が不思議。
屏風用に描かれた絵なのかな?
表具の専門家や、良く知る人にとっては私が驚く所、食いつく所。
また疑問に思う所は、非常に幼稚なものかも知れません。
ナンセンスだったりとか、知らなさ過ぎ・・・とか。
でもね。
なんでも「なぜ?どうして?」から進歩は始まるんですよ~
最後に懐かしい生地を使った屏風を見つけたので。
私が技能グランプリで優勝した時の織物クロス。
この赤と、緑の組み合わせでした。
そうか。
勉強して、グランプリの壁装の課題で屏風作ってみたいな。
思ってはみたけど、これも果てしない夢だな(笑)
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