さあ、試験開始からパテして糊練って。
ここまでは問題ない。
問題はここから。
袋の裁断ですね。
水引きして喰い裂き出す方法と、カッターで真っ直ぐ切り落とす
棒付けの方法と2種類。
他県では喰い裂き出さなきゃダメって所もある。
また一方では喰い裂き禁止。棒付けじゃなきゃダメって所もある。
東京ではどっちでも有り・・
この辺も統一されてない。
なので研究会では、どっちも試してみます。
水引きしての喰い裂き。 これは表具を勉強してるメンバーが実演して解説。
なるほど! と思う事もあって、今回の研究会、
やった甲斐あり!
と早くもガッツポーズ!!
もちろん、どちらでも結構。
受験する人のレベルにより、または目指す物によっても方法は変わる。
ただし、試験開始後の最初の難関。
緊張して手が震える事もある。 ここで大きな失敗をしたら、試験開始10分でノックアウト。
今迄散々練習してきた物を、開始10分で失うリスクは避けたい。
受験生の皆さん。 自分で行けるって思う方を選択しましょう。
研究会では、この辺はすんなりこなして行きますが、実際にはこの袋掛けが
大きなポイントですね。
一応袋掛けたら、次は布クロス面のクラフト紙張り。
これも、やり方は様々。
従来の方法で私が実演。
次に若手有望株の塚原君が新技を披露して、みんな、オオ~!
勢いのある若手には敵いません(笑)
鳥の子の裁断では、もう一度わたくしが・・・
これも従来の方法でカネ出ししてからの裁断ですが、もっと良い方法あるでしょっ!って
表具組に詰め寄りましたが、これに関しては新技・裏技・近道は
無し。
やはり面倒でも、丁寧に時間掛けるしかなさそう。
まあ、そんな部分があっても良い(笑)
裁断が終われば、さすが技能士会のメンバー。
張り出したら早い。
9時スタートのこの研究会。
何だかんだでディスカッションしながらの作業ですが、二つの検定台の、まずはC面。
鳥の子面をお昼までに完了。
正直、どう説明すれば解りやすいか・・とか、受験生の身になって・・なんて考えてる余裕がない(笑)
作業方法の確認。 それが精一杯になりそう。
でも、それでもいい。
これからに向けての大きな一歩。
昼食食べたら、次は布クロスのA面。
午後も気合入れて行きましょう!
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