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執筆者の写真Yamazaki Yutaka

壁装技能検定試験 指導法研究会 ⑤

さてさて長くなってしまいましたが、そろそろまとめましょう。


最後はB面、ビニールクロス面ですね。

ここで一番問題なのは、ジョイント方法。



普通に考えるのは、重ね切りと突き付け。

従来の方法では、その箇所により両方とも使い分け

してた。

ガタガタ動く台で重ね切りは、意外と難しい。

突き付けは片耳はいけるけど、もう片方も突き付けるとなると伸び率計算してから・・となる。これも糊量や糊の濃さ、あるいはその日の湿度や乾燥具合、クロスの製造元によって微妙に変わってくるのでは?

それ程心配する必要は無いとしても、本番での材料が発表されるまで

本来の練習は出来ない事になります。




重ね切りも突き付けも、実際の現場では重要な技術。

なので、どちらにしましょう・・って事は言えません。

技能士会では、この他に、

もう一つの方法を検証してみました。

これも慣れたら結構いけます。


もったいぶる程の事じゃないけど、ここじゃ書かない(笑)


それからもう一つのポイントは、小柱を巻いてから入隅で殺すのか、それとも

一枚で巻き込むのか。

検定台の精度を考えれば、小柱を巻いて殺す方法が無難。

その際、柄合わせもしたいけど、ここでの使用材料がストライプ柄なので

それ程深く考える必要は無い?

いやいや、考えれば十分合わせられる。

ストライプの幅をピッタリ合わせられる。

この日は方法論のみで、実際にはそこまではやらずに進めてしまいましたが、

本番の材料が発表されたら試してみましょう。



手際良く進めて来たつもりですが、色々研究し、意見交換しながらなので、やっぱり時間もかなり押してきた。

細帯と横板は結局いつものやり方で。

後は考え方や、こんな方法もアリだね・・・って程度で、

実際に張り比べするまでには至らず。


こんな感じで、久し振りに皆で充実した時間を共有

出来ました。

しかしながら、受講生に対する教え方とか、どう説明すれば解りやすいか・・・とか。

そこまで踏み込んだ所までは、届かず。

作業内容や方法の確認で精一杯。

やっぱり一日じゃ無理かな? ちょっと欲張り過ぎたか(笑)



でもね。

これから技能士会が活発に動き出す、まずは第一歩。

手始めとしては、上々のスタートだったと思います(笑)



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