先日の現場は、ピアノの先生のご自宅。
音響効果を考えて作られた、ピアノ室の改修工事が
メインで、我々がクロスを貼るのはピアノ室少々と
玄関廊下・階段室。
工事期間中、2台あるピアノは隣の部屋に移動しています。
生徒用のピアノ(800万円)と先生用のグランドピアノ(2500万円)とかなんとか・・・
隣の部屋に移動するだけでも、専門業者を依頼して、その額、ウン十万とか
言ってたな・・・
このピアノの先生、有名な方らしく、15年程イタリアで音楽活動
していたそうです。
知っている人は知っているかも!?
クロスの方は、これが結構難しくて。
階段室の天井が勾配ついてて、しかも大柄のステップ。
頭位置を確認しながらで、チョイと手間がかかります。
夕方になり、疲れが出て来た頃に・・・
ピアノを移動した隣の部屋から、美しい音色が・・・
そう。この時間、先生のピアノの練習のお時間のようです。
タリラリラ・タリラリラ・タリラリタリラリタリラリラ~♬
タッタッ・タリラリラ・タッタッ・タリラリラ~(^^♪
音を文字にすると、こうなります。
これで曲名解りますね?
いや、やっぱり凄い!
さすがプロです。
ピアノの演奏を直に聴く事なんて、私の人生ではなかなか無い事
ですが、これは凄いと思いましたよ。
ただね。
リサイタルではなく、練習なのでね。
途中で止まったり、つっかえたり・・・
間違えたんだか何だか、少し戻って弾き直したり・・・
美しいピアノの調べに乗って、調子よくクロス張ってても途中で
ずっこけたり・・・(笑)
でもね、癒されます。
いや、プロの凄さを実感します。
暫くして、ピアノ弾き終えて、先生がお部屋から出てきます。
小柄で華奢な感じ。
穏やかな微笑をたたえて、優しく「ご苦労様です~」
なんと、寝間着で裸足。
髪の毛がポヨポヨ。
そうね。
年の頃なら75~6。
素敵なお爺ちゃんでした。
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