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執筆者の写真Yamazaki Yutaka

ヤマザキ美装への道のり Part1

更新日:2020年5月5日


2020年春、

会社のホームページを作ることになった。


サイトを作ってくれるスタッフに会社のことを説明する為に、自分のこと、会社のこと、職人仲間、技能士会、講師業・・・

今までの人生を掘り下げてみた。


スタッフに聞かせてみたら「本が作れそう!」と言うので、とりあえず、ブログにでも、書いてみようかな😅


「職人への道のり」

表具店の父をもつ環境で育ったか

高校生になった頃から、建築業界、内装業界で生きる自分をイメージしていた。


高校卒業後、建築系の専門学校、中央工学校 建築室内設計科

という内装をメインにした科に進学。


これが、長い職人人生の入り口。

ここで、様々なことを学んだ。


現在、職人という仕事のほか、職業訓練校の講師として、

職人を目指す人たちに指導する立場にあるが、

生徒さんたちを見て、当時の自分を思い出すときがある。

この学校で学んだ経験が、講師という仕事に、生きている。


初めて勤めた会社は、文京区千石にある内装の営業や現場管理を主とする会社。

この時は、職人ではなく、営業。

職人としての僕しか知らない仲間は、ネクタイを締めている僕の姿は想像つかないだろう(笑)

当時は、バブル前夜みたいな感じで、かなり忙しい時代だった。

都内の百貨店を得意先とした会社。

昔は、百貨店には建装部とか外商部や内装や建築を専門とする部署があって、

ゼネコンで処理しきれない現場がよく回ってきて、

個人宅の他にも、結構大きな現場もあって、色々な現場に行かせてもらったのが良い経験。

現場では職人さんと仲良くなって、よく手伝わされていた(笑)

若かったから体力も元気も有り余ってたので、重宝されていたのかも!? 営業だったから、お客様や業者さんと商談する時間も多く、

そこで成長させてもらった。

特に、言葉使いや身なり。

時には紳士であり、時には職人気質を前面出してみたり・・・  この時の営業経験は、今でも生きている。


当時の上司や先輩方とは今でもお付き合いさせていただいていて、 

あれから30年以上経つのに・・・

毎年、当時のメンバーと旅行に行ったり、飲みに行ったり。 皆、内装の経験が豊富で、今でもこの業界で活躍している人が多いから

いまだに勉強させてもらっている。


営業を経て、いよいよ、職人デビュー。 襖・クロス・床仕上げと、僕が覚えたい事が全部揃っていた

足立区にある内装屋に、見習いとして入社した。


見習いとはいえ、現場に立たせてもらい、

親方や先輩達には本当に色々なことを教えてもらった。


この頃から、自分が独立したら、こうしたい。

若手には、こう接したい。

こんな風に教えたい。

・・・そんな事を考えはじめた時期。

まだ存在しないヤマザキ美装を意識していた。


これを覚えた!これが出来る!

という自信は全く持てなかったが、とりあえず職人として下地作りは出来た! ということで、3社目に突入。


営業マン時代に仲良くして頂いた床屋さんのところで 

床の勉強をさせてもらうことになった。 ここでは、早く仕事を覚えられるようにと、全く実力が伴ってないのに、

現場では積極的に体験させてくれ、色んな事をやらせてもらった。  実力無い奴にドンドンやらせるんだから、失敗した後の手直しやフォローも大変だったと思う。

今、従業員を迎える立場になり、当時の自分と重なるときがある(笑)

色んな経験をさせてもらえたのは、何よりありがたかったし

今でも心から感謝している。

営業、職人見習い、職人と、3社を経て、

いよいよ、職人として独立することになる。


とはいえ、ヤマザキ美装になるのは、もうちょっと先。

今でいう、フリーランス職人としての人生がスタートするわけだが、

その話は、Part2に続く・・・。



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